Royal Danish Embassy presents

SONIC DIPLOMACY

音楽を巡る冒険と対話-音楽は国境や世代を超えて、私たちを結びつけてくれます。

“SONIC DIPLOMACY”は、デンマークと日本のアーティストとオーディエンスが音楽を通じて新たな冒険を共にしながら対話を重ね、相互理解を深めるプロジェクトです。

既存の視点にとらわれず、新しく多角的な文化交流を通じ、次の時代へ向けて新たな共鳴を生み出すことを目指します。

ソノリティ(SONORITY)

声、言語、テクノロジーが融合する世界…。

このCONCERT & WORKSHOPでは、日常の話し言葉が音楽へと変容する没入型のオーディオビジュアル空間を体験していただきます。

参加者はガイド付きのエクササイズで自らの声を実験し、やがてその一つ一つが共有体験へと融合していく過程を探求していきます。音色、音節、息遣いの全てが生きたサウンドスケープに身を包み、聴くことと創造することが一体となった瞬間、空間を体感してください。

ソノリティの核心はハイブリッドな疑似言語です。デンマーク語、英語、日本語の要素を織り交ぜた進化し続ける音響言語です。馴染み深くもあり、抽象的でもありながら、固定された意味を持たない言語です。言語や文化の境界を超越し、音色、リズム、響きを通じて感情的・感覚的なつながりへと誘います。

没入型マルチスピーカーシステムと反応的なライブビジュアルによって、テクノロジー、音、映像、感情が交錯する共感覚的な体験。

声楽の経験は必要ありません。歌い手、聴き手、好奇心のある方など、どなたでも参加していただけます。声がつながりの媒体となり、参加者全員が共有する生きた体験と実験を創り出す場がSONORITYです。

Johanna Sulkunen

フィンランド出身の作曲家、ボーカリスト、エレクトロニック・ミュージック・アーティスト。ダンス、ポエトリー、映画や演劇などジャンルを超えた多岐にわたるコラボレーションで知られている。コペンハーゲンを拠点とし、自身の音楽プロジェクトを率いるほか、様々な賞に輝くボーカル・アンサンブル IKI とも共演。近年は、先進的な活動で有名な芸術団体 Hotel Pro Forma 、 デンマークで 2 番目に古い歴史を持つオーデンセ劇場とのコラボレーションをおこなう。またコペンハーゲンジャズ・フェスティバルから作曲を委嘱される。コペンハーゲンのリズミック・ミュージック・コンサーバトリーに音楽パフォーマンスの学位を取得。またヘルシンキ大学では人類学で修修士課程を修める。さらにロッテルダム芸術大学でジャズ・ヴォーカルを学ぶ。彼女のアルバム Terra" (2021) and "Koan" (2018) でも表現されているように、ヨハンナの革新的な音楽は、エレクトロニックの要素と即興を混ぜ合わせている。デンマーク最大の音楽賞であるデンマーク・ミュージック・アウォードにもノミネートされ、デンマーク芸術財団からも表彰される。実験的なアプローチと多彩な芸術性が評価され、ヨーロッパからアジアまでさまざまな世界的なプロジェクトで活躍を続ける。

Nov. 23 sun 2025

JOHANNA SULKUNEN “SONORITY” CONCERT & WORKSHOP

日時:11月23日(日) 16:00 OPEN 17:00 START

会場:BAROOM(東京都港区南青山6-10-12 1F)

入場無料・事前申込制(先着順)

出演者:
ヨハンナ・スルクネン(ヴォーカル、エレクトロニクス)

ローラ・ラットシャウ(衣装)
フランチェスコ・ビゴーニ(音響)
タパニ・トイヴァネン(映像)

Special Guest: 八木美知依(箏)

お申し込み

八木美知依

(やぎ みちよ/箏、21絃箏、17絃箏、18絃箏、エレクトロニクス、歌)

邦楽はもちろん前衛ジャズや現代音楽からロックまで幅広く活動するハイパー箏(こと)奏者。故・沢井忠夫、沢井一恵に師事。NHK邦楽技能者育成会卒業後、ウェスリアン大学客員教授として渡米中、ジョン・ケージ、ジョン・ゾーンらに影響を受け、ソロ作『Shizuku』でアルバム・デビュー、続いて自己の箏アンサンブルによる佐藤允彦曲集『ゆらる』、史上初となる全編17絃箏によるオリジナル独奏集『Seventeen』をリリース。以後、フリー・ジャズ界の巨匠ペーター・ブロッツマン(サックス)、天才ドラマー、ポール・ニルセン・ラヴと組んだトリオによるライヴ盤『ヴォルダ』、先鋭ギター奏者エリオット・シャープとのデュオ作『リフレクションズ』、更に日本を代表するドラマー、本田珠也と結成したデュオ⟪道場⟫による『壱ノ巻』と『弐ノ巻』、作曲家・藤倉大とのデュオ・アルバム『微美』など数多くのアルバムをリリース。ヴィジョン(米)、メールス(独)、コングスベルグ(ノルウェー)ほか多くのジャズ・フェスティヴァルのステージに立ち、世界中の優れた即興家と共演を続けるかたわら、柴咲コウ、浜崎あゆみ、アンジェラ・アキらJ-POPアーティストのステージや録音にも参加。

 2023年度ザールフェルデン・ジャズ・フェスティヴァルにて⟪アーティスト・イン・レジデンス⟫、ケルン・ジャズウィークにて⟪フィーチャード・アーティスト⟫。ラヴィ・シャンカール、パコ・デ・ルシアらと並んで英ワールドミュージック誌 Songlines の《世界の最も優れた演奏家50人》に選ばれている。

michiyo-yagi.cocolog-nifty.com
www.michiyoyagi.com

主催:デンマーク大使館
企画プロデュース:エイトアイランズ株式会社
協力:BAROOM