
ケニー・バロン・トリオ
山中千尋トリオ
ジャズの歴史を刻み続ける現代最高峰のジャズピアニスト、巨匠ケニー・バロンと、まさに比類なき活躍を見せるジャズピアニスト、山中千尋。二人がそれぞれのトリオを率いて夢の競演を果たします。
「現代最高のリリカルなピアニスト」と称され、NEAジャズ・マスターにも選出されたケニー・バロンが率いるのは、伝統的なジャズとフォークロア音楽を融合させた独自のスタイルで最注目の若手女性ドラマー、サヴァンナ・ハリスと、ケニーの盟友にしてケニー・ギャレットやトミー・フラナガンらとの共演を重ねてきた実力派ベーシスト、北川潔。
一方、ニューヨークを拠点に世界各国で活躍を続ける山中千尋は、繊細さとパワフルさを兼ね備えたドラミングでアーティストたちから絶大な信頼を寄せられる江藤良人、そしてジャンルを超えて精力的な活動を続け、内外で人気・実力を誇るベーシスト、井上陽介とのトリオで登場します。
ジャズのレガシーを未来に繋ぐ2組のピアノ・トリオによる、迫力と優美に満ちた演奏をお楽しみください。
METROPOLITAN JAZZ VOL.08
TOKYO PIANO NIGHT
【日時】2025年10月17日(金) 17:30開場 18:30開演
【会場】東京芸術劇場 コンサートホール ❐(東京都豊島区西池袋1丁目8−1)
【出演】
ケニー・バロン・トリオ
ケニー・バロン(p) 北川潔(b) サヴァンナ・ハリス(ds)
山中千尋トリオ
山中千尋(p) 井上陽介(b) 江藤良人(ds)
【チケット】8,500円(税込)(全席指定)
※未就学児入場不可
※車椅子席をご希望のお客様はチケットをご購入の上、サンライズプロモーション東京までご連絡ください。
チケットぴあ、ローソンチケット、e+(イープラス)にて発売
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/metropolitanjazz-vol8/(Pコード:305-003)セブンーイレブン
ローソンチケット
https://l-tike.com/metropolitanjazz/(Lコード:75138)
ローソン、ミニストップ店内Loppi
e+(イープラス)
https://eplus.jp/metropolitan-jazz/
ファミリーマート店舗
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)

ケニー・バロン
2010年にアメリカ国立芸術基金で最高の栄誉であるジャズ・マスターの称号を授与されたケニー・バロンはそのエレガントな演奏、繊細なメロディーそして耳に残るリズムで観客を魅了する比類なき存在だ。ロサンゼルス・タイムズは「世界のトップ・ジャズピアニストの一人」とし、またジャズ・ウィークリーは「現代で最も叙情的なピアノ演奏者」と称する。
フィラデルフィア生まれ。10代でメル・メルヴィンのオーケストラとフィリー・ジョー・ジョーンズの下でプロとしてのキャリアをスタート。19歳でニューヨークに移り、伝説的なジャズクラブFive Spotで頭角を現し、ロイ・ヘインズ、リー・モーガンそしてジェイムズ・ムーディらと演奏するようになる。ムーディの推薦で1962年にディジー・ガレスピーが一音の演奏も聞かないままにバロンを採用。ディジーのバンドでラテンとカリビアンのリズムへの理解を深めながら5年過ごした後、バロンはさらにフレディ・ハバード、スタンリー・タレンタイン、ミルト・ジャクソン、そしてバディ・リッチらと共演を重ねる。
70年代の初めに組んだユセフ・ラティーフは、即興演奏の面でバロンに最も重要な影響を与えた存在だ。ラティーフに勧められて大学での高等教育も受け、バロンはツアーと学業を両立し、エンパイアステートカレッジで音楽の学士号を取得。1973年までにラトガース大学で教授に就任。2000年までの在職期間中、デヴィッド・サンチェス、テレンス・ブランチャード、レジーナ・ベルなど現在活躍する多くの才能を指導した。1974年、初めてのリーダー・アルバム『Sunset To Dawn』をMuse レーベルで録音。これが40を超えるリーダー・アルバムの第一号となった。1980年代後半のスタン・ゲッツとのデュオアルバム『People Time』は、グラミー賞にノミネートされ、その後今日まで14回を数えるグラミー賞ノミネートの口火を切った。最新のノミネートはパリで録音され2024年5月にリリースされた最新アルバム『Beyond This Place』で、スティーヴ・ネルソン、イマニュエル・ウィルキンス、北川潔、ジョナサン・ブレイクからなるクインテットがフィーチャーされている。
その前年にリリースしたソロピアノアルバム『The Source』(Artwork Records)もグラミー賞にノミネート。2020年にリリースした『Without Deception』は、『The Art of Conversation』(Impulse)に続くベーシストのデイヴ・ホランドとの共作で、その年のトップ・リリースの一つとなった。2016年の『Book of Invention』(Impulse)は20年ぶりのトリオ・アルバムで、彼のバンドメイトであるベーシストの北川潔、ドラマーのジョナサン・ブレイクとの記念すべき初めてのレコーディングとなった。
バロンはダウンビート誌、ジャズ・タイムズ、Jazziz誌などジャズ批評や読者投票で常に高い評価を得ている。スペインの高級磁器リヤドロは2012年バロン氏に特別功労賞を授与し、2013年には母校のニューヨーク州立大学エンパイアステートから、2011年にはバークリー音楽大学から名誉博士号が贈られている。2009年Mid-Atlantic Arts FoundationからLiving Legacy Awardを受賞。ジャズの殿堂入りを果たしており、2005年にはMAC Lifetime Achievementを受賞。Jazz Journalist Associationからはベスト・ピアニストに8回選出されている。
北川潔
大阪からニューヨークに移りまもなく、ハーパー・ブラザーズに参加し『Remembrance: Live at The Village Vangurard』を録音。また、かの偉大なアルト・サックス奏者のケニー・ギャレットとドラマーのブライアン・ブレイドと共にツアーし、『Triology』を録音。その他トミー・フラナガン、ジミー・ヒース、アンディ・ベイ、マリア・シュナイダーなど、ジャズ界を牽引する多くのアーティストと共演。1996年、 日本を代表するピアニスト小曽根真と「The Trio」を結成し、4枚のアルバムを制作。リーダーとしては、日本の澤野工房で『Ancestry』や『Prayer』など5枚のアルバムをリリースしており、その後ケニー・バロンとブライアン・ブレイドをフィーチャーしたDVD『Live at Tsutenkaku』『Live in Japan』もリリース。最新アルバムの『I’m Still Here』にはダニー・グリセットとブライアン・ブレイドが参加。サイドマンとして、ピート・ミンガー、ジミー・ヒース、テレル・スタフォード、アンディ・ベイ、ジョン・ファディス、ケニー・バロン、デイナ・スティーヴンスなど多くのレコーディングで活躍。現在ケニー・バロン、ジョン・ファディスらと世界中をツアーしている。
サヴァンナ・ハリス
ニューヨークを拠点とするドラマー、コンポーザー、プロデューサーである。カリフォルニア州オークランドで音楽家の両親の下に生まれた彼女は早くからドラムに惹かれ、今日の広がりのある多彩な音への基礎を築き始めた。ジャズの伝統に身を投じながらも、サヴァンナはあらゆる形の民俗的な音楽とのつながりが彼女のアプローチの中心にあると考えている。セシル・マクローリン・サルヴァント、クリスチャン・マクブライド、ケニー・バロン、などキラ星のようなジャズアーティストたちとツアーを重ねる一方で、ジョージア・アン・マルドロウ、エラード・ネグロ、ニック・ハキム、KeiyaA、スタンディング・オン・ザ・コーナーといったインディーズやエクスペリメンタル系のアーティストとのプロジェクトにも参加。最近では、INTAKTレコードからリリースされた 「Beyond Dragons 」で、クリエイティブ・ミュージックの重鎮であるアンジェリカ・ニーシエ、トミーカ・リードとコラボレートしている。彼女の最新プロジェクトは、メッテ・ラスムッセン、ペッター・エルド、そしてサウンド・アーティストのヴァル・ジェンティーと結成したØKSEである。サヴァンナは、作家ビアンカ・ヴィヴィオンがホストを務めるALL ARTSのシリーズ「Generational Anxiety」で、エスペランサ・スポルディングとの対談にゲスト出演し、音楽と癒しの関係について語り合った。彼女のソロ・ドラム・パフォーマンス作品「With Inner Sound, Truth」は、作曲家ルース・アンダーソンへのオマージュとしてIssue Project Roomから委嘱された。ジェリ・アレン、ジェイソン・モラン、アンブローズ・アキンムシーレ、イマニュエル・ウィルキンス、ジョエル・ロス、オル・バレケットらとの共演が彼女の現在の音楽に中心的な影響を与えてきたとサヴァンナは語る。
山中千尋
ニューヨークを拠点に世界で活躍する女性ジャズ・ピアニスト。ダイナミズムと超絶技巧、ジャズの伝統と斬新なアレンジを併せ持ち、リリースされたアルバムは全て、国内のあらゆるJAZZチャートで1位を獲得。今まさに活動の絶頂期を迎えているピアニスト。第23回日本ゴールドディスク大賞、『スイングジャーナル』誌ジャズ・ディスク大賞、NISSAN PRESENTS JAZZ JAPAN AWARDなど権威ある賞を多数受賞。2011年に、初の日本女性ジャズピアニストとして米メジャー・レーベルのデッカ・レコードとも契約を果たし、全米デビューを飾った。サン・セバスチャン・ジャズ・フェスティバルのトップラインナップに。北京ブルーノート4公演、名門ジャズクラブのロンドンのロニー・スコット、パリのニュー・モーニング、ミラノのブルーノート、ワシントンのブルース・アレイに出演。それらの公演はソールド・アウトとなるほどの評判を博し、英国『ガーディアン』紙のジャズ・レビューでも激賞される。米NBCラジオ、カーネギー・ホール、ケネディ・センターで自己のトリオで出演する他、ウィーン国立歌劇場、ローマ音楽堂、ウンブリア・ジャズ・フェスティバルに出演。ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、マーカス・ミラーによる「マイルス・デイヴィス・トリビュート・ナイト」のオープニングを務める。また『ラプソディ・イン・ブルー』をNHK交響楽団、東京都交響楽団、群馬交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、その他多くのオーケストラとの共演でも絶賛を得る。2024年10月には、26枚目のアルバム『Carry On』(Blue Note)をリリースした。
井上陽介
1964年7月16日、大阪生まれ。大阪音楽大学作曲科卒。1991年よりニューヨークを拠点に活動。1997年には初リーダーアルバム『スピークアップ』をリリース。在米中、ドン・フリードマン、ハンク・ジョーンズなどの数々のグループでのレコーディング、ライブハウス、ヨーロッパツアーでの演奏など国際的に活動。2004年には活動の拠点を日本に移す。1997年のデビュー作『Speak Up』から2024年の『One Step Beyond』までリーダーアルバムは11作を数え、2025年にはキャリア初のソロプレイ集『Walking Alone』を〈Days of Delight〉からリリース。2022年、「Spirit of Chick Corea Band」でスティーブ・ガッド氏とツアーで共演。なお2007年度から3年連続『スイングジャーナル』の人気投票では1位など常に上位にランクされる。現在、自己のグループ他、塩谷哲、大西順子、渡辺香津美、古澤巌&山本耕史「Dandyism Banquet」のレギュラーメンバーとして活動の他、数々のセッションに参加し日本のみならず海外でも精力的に活動。ジャズのみならず、佐藤竹善、JUJU、小野リサなどの様々なジャンルのサポート、NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』などの劇伴にも多く参加。
江藤良人
1973年生まれ、三重県鈴鹿市出身。10歳からドラムを始める。1996年からプロ活動を開始。1998年、渡辺貞夫グループに参加しモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演。2006年〜2015年、ピアニスト大野雄二率いる「Yuji Ohno & Lupintic Five」に参加。これまでに、日野皓正、山下洋輔、Lee Konitz、Barry Harris、Eddie Gomez、Rosario Giuliani、Fabrizio Bosso、orange pekoeらと共演を重ねる。自己のグループのほか、佐藤竹善、石橋凌 with Jazzy Soul、punch!、the EROS、Play Rock!!などのグループ、セッションで活動中。またドラムソロライブも行う。今までにリーダーアルバムは7枚、参加作は数知れない。2023年3月、ピアニスト片倉真由子、ベーシスト粟谷巧とともに江藤良人トリオとしてアルバム『Everything I Love』のレコード、CDをリリースし高い評価を得ている。繊細さとパワフルさを兼ね備えたドラミングが絶大な信頼感をもたらす。

主催:エイトアイランズ株式会社
提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
招聘:株式会社オフィス・ダァグ
協力:株式会社サンライズプロモーション東京、 ユニバーサル ミュージック合同会社